シニア猫の快適な生活をサポートするスロープや階段を紹介！種類や特徴も紹介

愛猫も年を重ねるにつれ、関節や筋肉の衰えにより今まで簡単に登れていた場所への移動が難しくなってきます。

シニア猫のスムーズな移動をサポートするために、猫用の階段やスロープの購入を検討している飼い主さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。

階段やスロープはシニア猫の生活を快適にするだけでなく、飼い主にとっても安心・便利な猫用グッズのため、この記事では、シニア猫向けの階段やスロープの魅力と注意点、そしておすすめの商品を紹介していきます。

典型的な猫用階段とスロープの種類と特徴

市販されている猫用の階段やスロープには、さまざまなタイプがあります。

高齢期と呼ばれる11歳～14歳や、老齢期と呼ばれる15歳以上から必要になってくるペットグッズです。

購入する際にはそれぞれの特徴を理解し、愛猫に適したものを選ぶことが重要です。

1.ペット用階段／ステップ

ペットステップや階段は高齢でも自分でしっかり歩け、まだ足腰がしっかりしている猫ちゃん向けの商品です。

ペット用階段は「段ボール製」や「木製」「プラスチック製」など、さまざまな素材で作られており、段差が低く広い階段が特徴で、猫ちゃんの足腰を考慮して作られています。

また、キャットタワーや爪とぎとステップを兼ねるものもあり、遊び場としても利用できるため、猫ちゃんが飽きることなく長期間愛用できます。

2.ペット用スロープ

スロープは、ステップを登るのに勢いをつけないと登れなくなったり、足腰が弱りはじめたりする頃の猫ちゃんに適しています。

犬用の商品が多く市販されているペット用スロープですが、猫ちゃんにも使用可能で、滑らない素材で作られているため、シニア猫の足腰に優しい傾斜を持つものが多く販売されています。

ペット用のスロープには、折りたためるものや角度が調節できるものなど、使いやすさを追求した機能が備わっています。

シニア猫が階段やスロープを必要とする３つの理由

シニア猫には、階段やスロープが必要不可欠で、猫ちゃんが快適に暮らすためにも導入を検討しましょう。

筋肉や関節の衰えた体をサポートする

シニア猫は、筋肉や関節が衰えると元気に跳び跳ねることが難しくなります。

階段やスロープがあると、無理なく身体をサポートしながら移動できるため、負担や痛みを軽減できます。

また、猫ちゃんが年を取ると、腰痛や関節痛に悩まされることが増えるため、関節の負担が少ないスロープや階段を用意すると、健康維持に役立ちます。

猫ちゃんの個体差によりスロープや階段が必要になる年齢は変わってくるため、愛猫の様子を見ながら導入を検討しましょう。

トイレに行くのを補助してガマンを防ぐ

高齢になると、トイレの入り口の段差が登りづらくなるため、トイレに行くことがストレスになる猫ちゃんもいます。

階段やスロープを利用して簡単にトイレに行けるようにすると、我慢することなく適切な場所で排泄ができるようになります。

トイレにスムーズにアクセスできる環境を整えると、シニア猫のストレスを軽減し、尿路結石などのトラブルを予防できます。

つまずきや落下などの事故を防ぐ

シニア猫は足腰が弱くなると、小さな段差でつまずいたりし、怪我につながる可能性があります。

階段やスロープを設置すると、猫ちゃんが安全に移動できるルートが整うため、事故のリスクを軽減するできます。

特に、高い場所からの落下は重大なケガにつながるため、シニア猫の遊び場や寝場所の近くに階段やスロープを設置して、安全を確保しましょう。

おすすめの猫用階段とスロープ4選

ここでは、シニア猫におすすめの猫用階段とスロープ4つをご紹介します。

アイリスオーヤマ｜ドッグステップ P-STP

2段のステップで、ステップの中は収納スペースになっているため、おしっこシーツやおもちゃなどを収納できます。

奥行きは65cmと幅広い設計のため、あしを踏み外す心配もありません。

また、弾力性のあるウレタンを使用しいるので、あしや腰の負担を軽減してくれます。

スリーピー｜ペットステップ

スリーピーのペット用ステップは、折りたたみ式で階段として使用できるだけでなくマットとしても使えます。

「レギュラータイプ」「ワイドタイプ」「ロータイプ」の3種類を展開しており、ワイドタイプであれば大型の猫ちゃんでも無理なく使用できます。

また人が乗っても崩れない強度がありカバーも選択できるので、衛生的です。

価格もレギュラータイプであれば3,990円と購入しやすい価格帯です。

明和グラビア株式会社｜ペットスロープ

明和グラビア株式会社のペットスロープは14段の角度調整ができるので、どんな高さでも合わせることが可能です。

一番下は10cm～で最大63cmまで調整できます。

勾配がきつくなると登るのをためらったりジャンプしてしまう場合があるため、高い場所ののぼり降りは階段を使用する方が安全です。

エムールねどっこ｜ロングドックスロープ

スロープは傾斜がつきやすく、登るのが苦手なシニア猫もいますが、エムールねどっこのスロープは傾斜が24度と35cm以上のスロープの中では緩やかな設計です。

また、単純構造のウレタンを使っているため、安定性が高く接着剤などの不快なニオイもありません。

スロープや階段は、高齢の猫ちゃんが快適に暮らすために必要になってくるアイテムのため、よく検討してから購入しましょう。

シニア猫用のスロープや階段に関するよくある質問

【まとめ】愛猫の体や年齢にあった階段やスロープを選ぼう

シニア猫には、彼らの体力に合わせた段差の環境整備が欠かせません。

階段やスロープを設置することで、シニア猫が快適で安全な生活が送れるだけでなく、飼い主も安心できます。

今回ご紹介したおすすめの商品は、さまざまな猫に合うように考慮されており、素材やデザインも幅広く揃っています。

また、愛猫の変化に早めに気づき、適切な対応ができるように、飼い主自身が日ごろから愛猫の様子に目を配ることも大切です。