「マンチカンって性格悪いってホント?」
「オスとメスで性格は違う?」
マンチカンは短足で愛らしい見た目のため、人気の猫種で飼いたい品種ランキングでも常に上位に君臨しています。
しかし、ネット上では「性格が悪い」「後悔した」との意見もチラホラ…
大切な命を預かる身として、マンチカンを飼う前に真相を知って全力で愛してあげられる環境を整えましょう。
マンチカンのオスを家族に迎え入れてから5年経ちますが、一度も後悔したことはありません。
しっかりとコミュニケーションをとり、全力で愛してあげると、そのぶんマンチカンも愛情を返してくれます。
マンチカンと家族になりたい人は、飼育方法やコミュニケーションの取り方をしっかり学び大切に育てましょう。
マンチカンを飼って後悔したことはない
マンチカンはもともと、甘えん坊な性格の猫です。
実際に我が家のマンチカンもとても甘えん坊で、頭を撫でるだけでゴロゴロと喉を鳴らします!
そのため、他の猫の相手をしていると、嫉妬してしまい少し悪さをすることがあります。
マンチカンといえど、それぞれ性格が違いますが、もしかすると甘えん坊ゆえに嫉妬心があり、その結果「性格が悪い」「イタズラが多くて後悔した」といった声につながるのかも知れません。
しかし、きちんと向き合い・コミュニケーションを取ると、とても可愛い表情をたくさんみせてくれます。
マンチカンを飼って後悔したと言われる理由4つ
マンチカンを飼って後悔したと言われる理由を調べると、4つの原因がありましたが、マンチカンが悪い訳ではありませんでした。
- 甘えん坊で相手が大変だから
- イタズラが多いから
- 病気になりやすいから
- 人気の猫だから
どの項目も飼い主の対応次第だと感じたため、飼おうと考えている人はしっかり目を通して下さい。
甘えん坊で相手が大変だから
猫といえば、マイペースで気分やなイメージですが、マンチカンは甘えん坊な性格です。
特にオスは甘えん坊な子が多く、しっかりと向き合ってあげる時間が必要です。
そのため「猫はあまりお世話をしなくてもいい」と思っている人には、ギャップが大きいでしょう。
我が家のマンチカンも、撫でられるとすぐに喉を鳴らし甘えてきます。
かまってあげないとイタズラすることもありますが、5分程度遊ぶだけで満足してくれるため、きちんと猫とコミュニケーションを取る時間を確保すると、後悔することはありません!
イタズラが多いから
マンチカンは「壁で爪を研ぐ」「イタズラをする」といわれることがあります。
確かに我が家で飼っている猫の中で、一番よく壁をバリバリしていますが、「ダメなこと」と理解はしているため「ダメだよ」と声をかければすぐにやめます!
声をかけても続ける時は、かまってあげる時間が少ないことが多いため、ストレスが溜まっていると考えられるでしょう。
1人暮らしでマンチカンを飼う場合は、寂しさのあまりイタズラが酷くなる可能性があるため、猫とのコミュニケーションの取り方が不慣れな人は、避けた方が良いかもしれません。
病気になりやすいから
マンチカンは、猫のなかでも病気にかかりやすい種類といわれています。
特に短足のため腰に負担がかかりやすく「椎間板ヘルニア」になったり、抜け毛のお手入れを怠ったりすると「毛球病」になる可能性もあります。
また、品種改良をされている猫のため、遺伝子性の疾患を発症するリスクもあるでしょう。
我が家のマンチカンは足長さんですが、軟骨が固くなる「骨軟骨異形成症」を発症しています。
足や関節に痛みがでると、動けなくなることもあるので、定期的に診察を受けて痛み止めを処方してもらっています!
また、将来はサポーターも必要といわれているため、老後は介護が必要でお金もかかるでしょう。
人気の猫で高額だから
マンチカンは人気の猫のため、ペットショップでは10万円~50万円と高額です。
また、エサ代やトイレ・ケージなどを購入すると、初期費用だけで1ヶ月分の生活費がなくなるケースもあります。
マンチカンは確かに可愛いですが、飼うとなると今後の生活もあるため、自分のお財布としっかり相談する必要があるでしょう。
マンチカンを飼う際のポイント4つ
マンチカンを飼う場合は、4つのポイントを意識すると、後悔することなく幸せな時間を過ごせるでしょう。
- コミュニケーションをしっかり取る
- 太らせない
- 小まめにブラッシングする
- 爪とぎを多めに設置する
コミュニケーションをしっかり取る
甘えん坊な性格のため、しっかりコミュニケーションを取れる時間を確保しましょう。
- 膝の上で撫でてあげる
- おもちゃで遊ぶ
- 話しかける
相手をしてあげることで、お互いに気持ちよく過ごせ、信頼関係も築けます。
1日5分でもいいので、存分に甘えられる時間を作ってあげましょう。
太らせない
太ってしまうと、足や腰に負担がかかり「椎間板ヘルニア」を発症する可能性が高まります。
短足マンチカンの場合の平均体重は4キロほどのため、気を抜くと簡単に太ってしまいます。
特に上からみて、くびれがない場合は肥満度が高いため、たくさん遊んであげたり、食事量をコントロールしたりしてあげましょう。
小まめにブラッシングする
毛の抜けやすい種類のため、小まめにブラッシングが必要です。
猫は毛繕いをしますが、毛が多すぎてお腹に溜まると「毛球症」になります。
毛は消化されずにどんどん溜まり「嘔吐を繰り返す」「食欲不振になる」といった症状が見られます。
また、我が家のマンチカンのように関節の病気がある場合は、自分でうまく毛繕いができないため、飼い主がしっかりお手入れしてあげましょう。
爪とぎを多めに設置する
イタズラをしてしまう場合は、ストレスが溜まっている可能性があるため、爪とぎを多めに設置してあげると、壁バリバリを予防できます。
幅広タイプや壁掛けタイプなど、複数のアイテムを導入すると、お気に入りの爪とぎをみつけてバリバリしてくれます。
マンチカンに関するよくある質問
オスとメスで性格に違いはある?
マンチカンのオスはとても甘えん坊で、かまってちゃんです。
一方でメスは、構って欲しい日もあれば、そっとしておいて欲しい日もあるなど気まぐれです。
マンチカンに限らず、オスは甘えん坊な子が多く、メスはクールな子が多いでしょう。
マンチカンの寿命はどれくらい?
猫の平均寿命は年々のびてきており、16歳前後で、近年は30歳近くまで長生きしてくれる子もいます。
一方でマンチカンは11歳~13歳と、少し短い寿命のため、限られた時間でたっぷりと愛してあげましょう。
定期的な検診やフードをヒューマングレードにするなど、健康管理には気を付けましょう。
マンチカンは凶暴化するってホント?
室内飼いのマンチカンが通常の飼い方をしている中で、人に大怪我をあたえるほど凶暴化することはありません。
しかし、未去勢の場合は気が強くなる場合があるため、発情期を経験する前に去勢手術をおこないましょう。
短足に背の高いキャットタワーを使ってもいい?
猫は高いところが好きなため、キャットタワーを置いている家庭も多いでしょう。
マンチカンはジャンプ力のある猫ですが、短足の場合や、関節に病気がある場合は落下のリスクがあるため、高すぎるキャットタワーはおすすめできません。
高さの調節ができるタイプのキャットタワーを選び、足場が広く段差が低いものを選ぶと、マンチカンも快適に利用できます。
【まとめ】マンチカンのオスは甘えん坊メスはクールで飼って後悔しない
ネット上では「後悔した」との意見も目にすることがありますが、そのほとんどが人間側の対応の未熟さにあります。
猫だけでなく、ペットを飼う場合は、人間の思い通りにいかないことも多いでしょう。
マンチカンのオスは特に甘えん坊で、時には嫉妬からイタズラをしてしまいますが、しっかりとコミュニケーションをとれば悪いことはせず、本当に可愛い存在です。
まずは、その子の性格を良く把握し、改善策を見つけると毎日癒してくれる存在になります。