猫のシステムトイレは、猫砂を溜める砂受けと、尿を吸収するシートが一体になったトイレです。
猫砂の飛び散りを防ぐことができ、掃除がしやすいのがメリットですが、一方で不衛生だという意見もあります。
今回は不衛生だと言われる理由や、システムトイレの掃除の仕方を紹介します。
おすすめのシステムトイレも紹介するので、猫がストレスのない生活が送れるようにトイレの環境を整えましょう。
- システムトイレは小まめな掃除が必要
- 週に2回はシートを変える
- トイレは柔らかいスポンジで掃除する
システムトイレが不衛生と言われる3つの理由
システムトイレは、猫砂を捨てるときや、トイレを掃除するときに、砂が飛び散りにくいのがメリットです。
しかし、その構造が原因で、不衛生になりやすいというデメリットもあります。
- 排泄物や尿が残った砂をこまめに掃除しない
- 猫砂の量が少ないと、排泄物や尿が付着する
- トイレ本体や砂受けが汚れると臭いが気になる
排泄物や尿が残った砂をこまめに掃除しない
システムトイレは、トイレ本体と砂受けが一体となった構造のため、排泄物や尿が残った砂をこまめに掃除しないと、不衛生になりやすいというデメリットがあります。
排泄物や尿が残った砂は、雑菌やカビの繁殖の原因となり、猫や飼い主の健康を害する恐れがあります。
排泄物や尿が混ざった砂は、こまめに取り除きましょう。
1日1回程度、朝起きたときや夜寝る前など、決まった時間に掃除しましょう!
猫砂の量が少ないと、排泄物や尿が付着する
システムトイレは猫砂の量が少ないと、排泄物や尿が直接トイレ本体に付着することがあります。
排泄物や尿が直接トイレ本体に付着すると、以下のデメリットがあります。
- 掃除が大変になる
- ニオイが気になる
排泄物や尿が付着したトイレ本体を掃除するには、トイレ本体を分解して、排泄物や尿を拭き取る必要があります。
また、排泄物が付いたままのトイレを放置しておくと、ニオイが気になり家中に充満する可能性も考えられます。
猫砂の量が少ないと、排泄物や尿が直接トイレ本体に付着するリスクが高くなるため、猫砂の量を適切に保ちましょう。
猫の体格や猫砂の種類によっても、適切な量は変わってきますが、一般的な目安としては、猫砂の厚さが3~5cm程度になるようにしましょう!
トイレ本体や砂受けが汚れると臭いが気になる
システムトイレは、トイレ本体と砂受けが一体となった構造のため、トイレ本体や砂受けが汚れてくると、臭いが気になります。
排泄物や尿のニオイは、アンモニアなどの揮発性の物質が主な原因です。
これらの物質は、トイレ本体や砂受けに付着すると、徐々に揮発し、ニオイとして感じられます。
排泄物や尿の汚れが付着したトイレ本体や砂受けは、以下のデメリットがあります。
- ニオイが気になる
- カビや雑菌の繁殖
- 見た目が悪い
また、排泄物や尿の汚れが付着したトイレ本体や砂受けは、カビや雑菌の繁殖の温床となります。
カビや雑菌は、臭いの原因となるだけでなく、健康被害を引き起こす恐れもあるため、小まめに掃除が必要です。
汚れたトイレ本体や砂受けは、見た目が悪いだけでなく、猫が嫌がってトイレを使わなくなることもあるので注意しましょう。
一般的な目安としては、トイレ本体は週に1回程度、砂受けは毎日1回程度掃除するとよいでしょう。
トイレ本体は、中性洗剤を薄めた水で洗い、砂受けは、水洗いまたは消臭剤で拭き掃除をします。
システムトイレを衛生的に使うための3つの注意点
システムトイレを衛生的に使うポイントを紹介します。
- ニオイがこもらないようにする
- トイレシートを小まめに交換する
- トイレを掃除する
ニオイがこもらないようにする
システムトイレは、砂が飛び散りにくいのがメリットですが、その反面ニオイがこもりやすいというデメリットもあります。
猫の嗅覚は人間よりも敏感なため、飼い主がニオイに気づかないうちに、猫にとっては不快なニオイになってしまうこともあります。
ニオイがこもらないためには、以下の点に注意しましょう。
- 風通しを良くする
- カバーを外す
- こまめに掃除する
- 消臭グッズを使う
トイレは、風通しの良い場所に置きましょう。
窓やドアの近くに置いたり、扇風機やサーキュレーターで風を送ったりすると、ニオイがこもりにくくなります。
また、カバー付きのトイレの場合は、カバーを外して使用しましょう。
カバーがあると、ニオイがこもりやすくなります。
定期的に消臭スプレーや除菌シートでトイレを掃除すると、衛生的に保て大掛かりな掃除の必要もありません!
トイレシートを小まめに交換する
システムトイレのシートは、1週間に1度交換するのが一般的です。
しかし、メインで使っているトイレの場合、1週間では排泄物や尿が溜まりすぎる可能性があります。
そのため、最低でも週2回交換することをおすすめします。
猫の健康管理のためにも、シートの確認は毎日行うようにしましょう。
量や回数がいつもと違う場合は、ニオイや汚れが気になりトイレをしていない可能性があります。
トイレを掃除する
システムトイレは、定期的に丸洗いして砂を交換する必要があります。
- トイレ本体と砂受けを分解する
- トイレ本体内部の砂や汚れを、中性洗剤を薄めた水で洗い流す
- トイレ本体内部を水で洗い流し、乾かす
- 砂受けを洗い、乾かす
ペット用の泡スプレーを使用すると、よりニオイや汚れを落とせます。
また、汚れを落とすためにゴシゴシ洗ってしまいがちですが、プラスチックに傷が入ると汚れが落ちにくくなったり、ニオイが吸着しやすくなったりします。
トイレを洗う際は、柔らかいスポンジを使用しましょう。
天気が良い日は外で乾燥させ、天気が悪い日はしっかりと水気をとり、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。
システムトイレの選び方3つ
システムトイレの選び方を間違えると、猫が嫌がりトイレを使ってくれない可能性もあるため、しっかりポイントを押えておきましょう。
- 猫の体格や性格に合わせて選ぶ
- 掃除のしやすさに合わせて選ぶ
- 猫砂の種類に合わせて選ぶ
猫の体格や性格に合わせて選ぶ
システムトイレは、猫の体格や性格に合わせて選ぶことが大切です。
大型のノルウェージャンやメインクーンの場合は、1匹飼いでも多頭用の大きめサイズを買うと良いでしょう。
また、シニア猫や足の短いマンチカンなどは、入り口の段差が低いものを選んであげましょう。
警戒心が強い猫や臆病な猫の場合は、カバー付きのトイレを選ぶと安心してトイレを使用してくれます。
掃除のしやすさに合わせて選ぶ
システムトイレは、掃除のしやすさも重要なポイントです。
トイレ本体は必ず分解して洗えるものを選びましょう。
砂受けは、底が浅いものを選ぶと、掃除がしやすくなります。
また、砂受けの底に網が付いているタイプは、尿石が溜まりにくいのでおすすめです。
猫砂の種類に合わせて選ぶ
システムトイレは、猫砂の種類に合わせて選ぶことも大切です。
システムトイレには、固まるタイプと固まらないタイプの猫砂があります。
固まるタイプは、排泄物や尿を固めて取り除けるため、掃除がしやすいですが、猫砂の量が多くなるため、交換頻度が高くなります。
固まらないタイプは、掃除が頻繁に必要ですが、交換頻度は少なくなります。
紙系 | 処理がしやすい 軽量で運びやすい 飛び散りやすい |
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おから系 | 燃やせるゴミに出せる 口に入れても安心 |
木系 | 処理が簡単 軽量で運びやすい 飛び散りやすい |
鉱物系 | 排泄物が固まる 飛び散りにくい 野生の感覚をもつ猫におすすめ |
シリカゲル系 | 消臭効果がある 誤飲には注意が必要 燃えるゴミに出せない場合がある |
システムトイレの砂受けの穴の大きさに合わない猫砂を使用すると、網目に砂が詰まる可能性もあるので、基本的にはセットで推奨されているもを選ぶと良いでしょう。
おすすめのシステムトイレ3選
おすすめのシステムトイレを3つ紹介するので、購入の参考にしてみてください。
- アイリスオーヤマ |上から猫トイレ システムタイプ
- デオトイレ | デオトイレ 快適ワイド
- デオトイレ |フード付本体セット
アイリスオーヤマ| 上から猫トイレ システムタイプ
猫砂の飛び散りが気になる飼い主さん必見の、上から入るシステムトイレです。
横から入るトイレが多いなか、このトイレは上から入る構造で、猫が砂をかいても飛び散りません。
猫砂の飛び散りが気になる飼い主さんはもちろん、猫のプライバシーを守りたい飼い主さんや、ニオイ対策をしたい飼い主さんにおすすめです。
値段 | 2,480円 |
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おすすめポイント | 砂が飛び散りにくい 警戒心が強い猫でも安心 ニオイが広がりにくい |
オシッコも飛び散らない
【良い口コミ】
深くて気に入っています!
オシッコも飛び散らないので衛生的にもいいと思います!
引用:アイリスプラザ
砂の飛び散りの心配がなくなる
【良い口コミ】
用を足した後の砂の飛び散りの心配がなくなりました。
トイレから出るさいに付いた足裏の砂粒までは完全には防ぎきりませんが、トイレまわりの掃除の負担は軽減されました。
カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいです。
引用:アイリスプラザ
かなり大きいので置く場所は考えないといけない
【悪い口コミ】
全員とても気に入っているようです。 ただかなり大きいので置く場所は考えないといけないです。
引用:アイリスプラザ
デオトイレ | デオトイレ 快適ワイド
入口を端に設けることで猫を自然に奥に誘導し、猫砂の飛び散りを防止する構造が特徴です。
また、床から35cmの高さがある壁で、飛び散りを防止する構造が相まって、猫砂の飛び散りを大幅に抑える効果が期待できます。
手入れのしやすさは、本体の大きさとスノコ構造が少し手間に感じるかもしれませんが、本体は軽く、パーツの分解も簡単なため、慣れてしまえばお手入れが簡単にできます。
値段 | 3,927円 |
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おすすめポイント | 大型猫に最適 多頭飼いにおすすめ 高い壁で砂の飛び散り 防止 |
体格ガッシリな猫でも余裕
【良い口コミ】
ちょうど置きたい場所にピッタリでした。
4キロの細身体格ガッシリな猫でも余裕があり快適そう。
引用:楽天市場
掃除もしやすい
【良い口コミ】
我が家の大型の愛猫にトイレを購入しました。
引用:楽天市場
トイレが届いてから、気に入ってくれたようで
ゴロゴロと喉を鳴らし喜んでくれました。
広々とした大きさのトイレで掃除もしやすいです。
愛猫がまだ成長する為、将来的には丁度良い大きさです。
猫砂を入れた時は、トイレの構造的に飛び散りにくい方だと思います。
おまけの猫砂とデオシートまでついていたので驚きましたが、迅速に配送して頂き
ありがとうございました。
今回は、御世話になりました。
部屋に入った時どーんと中身が丸見え
【悪い口コミ】
今までは屋根付きのトイレだったので気になりませんでしたが、匂いが気になる。
市場:楽天市場
部屋に入った時どーんと中身が丸見え。
サイズは満足だけど耐えられなくて小さめでも屋根付きにしようかと検討中。
なんでワイドの屋根付きが発売されないのかな。
デオトイレ |フード付本体セット
フルカバー型のトイレのため、警戒心の強い猫でも、安心して排泄ができます。
また、フード部分がスライドして開くため、うんちの処理もしやすく便利です。
警戒心が強い猫や臆病な猫を飼っている方は、フルカバーのトイレを検討してみましょう。
値段 | 3,000円 |
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おすすめポイント | 警戒心が強い猫でも安心 排泄物の処理がしやすい |
砂の飛び散りが少ない
【良い口コミ】
凄く良いトイレで満足です。
引用:楽天市場
砂の飛び散りが少ないのが何よりです。
処理するときはとても使いやすい
【良い口コミ】
うちのケージには大きすぎたと思いますが
引用:楽天市場
見た目もよくて、カバーが上に開くので、処理するときはとても使いやすいです。
引っ掛ける所を深くするかスコップが落ちにくくして欲しい
【悪い口コミ】
猫さんがもう1匹増えたので色違いの黒を購入しました。
引用:楽天市場
デオトイレは、友人からお薦めされてからこのトイレを使っていますが、本当に掃除が楽でその他のトイレより匂いが気になりません!
ただスコップを引っ掛けるところを改良して頂けたらとメーカーさんにいいたいなぁ。
引っ掛ける所を深くするかスコップが落ちにくくして欲しい(笑)
ただそれ以外は最高です!
【まとめ】猫のシステムトイレはこまめに掃除しよう
システムトイレは排泄物の処理が簡単なため、飼い主にとっては使いやすいトイレです。
しかし、こまめに掃除しなければニオイの原因になり、猫がトイレを嫌がってしまう可能性もあります。
定期的に掃除をして、砂を変え、猫が快適に過ごせるように心がけましょう。