「猫がソファーで爪をバリバリしてる!」
「どうして爪とぎ以外でバリバリするの?」
爪とぎは猫にとって本能的な行為ですが、ソファーを傷つけてしまうと困ってしまいますよね。
そこで今回は、猫のソファーへの爪とぎを防止する方法について、詳しくご紹介します。
猫の爪とぎは本能でもあるため、無理に止めることはできません。
大切な家具を守りたい飼い主さんは、対策が重要なため、最後まで読み進めてください!
猫がソファーで爪とぎをする理由4つ
猫がソファーで爪とぎをする理由は、主に以下の3つが挙げられます。
1.本能
猫の爪は、外側の古い層が剥がれ落ち、新しい爪が成長する仕組みになっています。
爪とぎをすることで、古い爪層を剥がし、新しい爪を研いでいます。
獲物を捕らえたり、木登りをするために必要な、鋭い爪を維持するために欠かせない行動です。
2.マーキング
猫は、爪とぎ板に付着した臭腺分泌物を使って、自分の縄張りを主張します。
他の猫に対して「ここは私のテリトリーだ」と知らせるための行動です。
猫にとって自分の縄張りを明確にすることは、安心感を得るために重要な行動です。
3.ストレス解消
猫は、ストレスを感じると爪とぎをすることがあります。
運動不足や環境の変化、飼い主とのコミュニケーション不足などが、猫のストレスの原因となる可能性があります。
爪とぎをしストレスを解放し、心を落ち着かせることができます。
ソファーがリラックスできる場所にある
猫がよく過ごす場所や、よく見える場所にあるソファーは爪とぎの対象になりやすいため、ソファーをバリバリされたくない人は注意が必要です。
また、多頭飼い家庭の場合、他の猫が爪とぎしているソファーを見て、真似をしてしまうことがあります。
猫のソファーで爪とぎを防止する方法5つ
猫の爪とぎを完全に防止することは難しいですが、以下の5つの方法を試すと、被害を軽減できます。
好きな素材の爪とぎを設置する
爪とぎには、様々な種類があり、素材や形状、大きさなども様々です。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
段ボール | 安価で入手しやすい 爪とぎしやすい | 耐久性が低い クズがでる |
木製 | 長持ちする 様々な形状が選べる | 価格が高い 重量がある |
麻 | 耐久性が高い 天然素材 様々な形状がある | 価格が高い 麻の匂いを嫌がる |
猫がよく過ごす場所に爪とぎを設置すると、ソファーで爪とぎするのを防げます。
猫の好みや性格、設置場所などを考慮して、最適な材質を選びましょう。
ソファーに爪とぎ防止シートを貼る
ソファーに爪とぎ防止シートを貼ると、猫が爪とぎするのを物理的に防げます。
爪とぎ防止シートには、様々な種類があり、素材や厚さ、粘着力なども様々です。
種類 | 特徴 |
---|---|
透明タイプ | ソファーのデザインを損なわない |
マットタイプ | ソファーを傷や汚れから守る |
両面テープタイプ | 粘着力が強い |
ソファーの素材によっては、接着剤が剥がれやすくなったり、シミができやすくなったりする可能性があるため、注意しましょう。
シートが浮いていると、猫が剥がして爪とぎしてしまう可能性があるので、スキマができないように張ってください。
猫の爪をこまめに切る
猫の爪をこまめに切ることで、ソファーを傷つけるのを防ぐことができます。
猫の爪切りは、猫にとって嫌がる行為なので、無理強いせず、少しずつ慣らしていくことが大切です。
猫の爪は人間のものと比べて薄く、鋭いため、猫専用の爪切りを使いましょう。
スプレーを使う
猫は柑橘系やお酢などのニオイを嫌うため、スプレーをソファーにふっておくと爪とぎを防げます。
しかし、中には柑橘系の香りが平気な子もいるので、何種類か試す必要があります。
猫の習性を理解する
猫の習性を理解すると、爪とぎする場所や時間帯を予測できます。
特に、寝起きやトイレ後に爪とぎをする傾向が高いため、ベッドやトイレ近くに爪とぎを設置しておきましょう。
猫の爪とぎに関するよくある質問
爪切りが苦手な猫はどうすればいい?
猫がリラックスしている時に爪切りをすると、嫌がるのを防げます。
また、どうしても難しい場合は、洗濯ネットに猫をいれてから動物病院に連れて行くと、スムーズに爪を切ってくれます。
いたずら防止スプレーは安全なの?
猫にとって無害な成分で作られています。
しかし、すべての猫に効果があるわけではないため、愛猫が苦手なニオイのスプレーを買う必要があります。
【まとめ】猫がソファーで爪とぎする場合は好みに合わせた爪とぎを設置しよう
猫は縄張り意識やストレス解消のために爪とぎをします。
爪とぎは猫の習性であるため、やめさせることはできません。
爪とぎの数を増やしたり防止シートをはったり工夫することで、ソファーでの爪とぎを減らせるため、愛猫に合わせた防止方法を取り入れましょう。