愛猫と快適に暮らしたい、すべての飼い主にとって共通の願いですよね。
しかし、猫の習性や安全を守るために、夜だけケージに入れるべきかどうか悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、夜だけケージ飼いのメリットとデメリットを徹底解説します。
愛猫との暮らしをより豊かなものにするために、夜だけケージ飼いを検討している方はもちろん、猫の飼育方法について迷っている方、猫とのかかわり方を見直したい方にも必読の内容です。
寝る時にケージに入れるのは猫の性格によってストレスがかかる場合がある
猫を夜だけケージに入れる飼育方法は、安全性や飼い主の負担軽減などのメリットがある一方で、猫へのストレスというデメリットも存在します。
すべての猫が夜だけケージ飼いに適しているわけではありません。
- 臆病な猫
- 甘えん坊な猫
- 活動的な猫
- 神経質な猫
甘えん坊な猫は、、飼い主さんと一緒に過ごすことを好み、夜になるとケージに入れられることで寂しさや孤独感を抱き、ストレスを感じてしまう可能性があります。
また、臆病な子は狭い空間や知らない場所を極度に恐れ、ケージを安心できる場所と認識できないケースもあるため、性格によってケージで寝かせるか判断しましょう。
猫を寝る時だけケージに入れるメリット
猫を寝る時だけケージに入れるメリットを紹介します。
1.自分のエリアを確保できリラックスできる
猫は、縄張り意識が強い動物です。
そのため、自分だけのエリアを確保することは、安心感やリラックスに繋がり、ストレスを軽減する効果があります。
寝る時だけケージに入れる方法は、猫が自分のエリアを確保できるというメリットがあります。
2.安全を確保できる
脱走やいたずらによるケガの防止や多頭飼いでの猫同士の喧嘩やいじめを防ぎ、安全な空間を維持できます。
飼い主の目の届かない夜間にケージに入れて寝かせると、誤飲や電気コードへのいたずら、高い場所からの落下など、思わぬ事故を防ぐことができます。
猫を寝る時だけケージに入れるデメリット
メリットだけでなく、デメリットもあるため紹介しておきます。
1.ケージの掃除が必要
デメリットの中でも特に注意が必要なのが、ケージの掃除です。
猫は清潔好きな動物ですが、ケージを清潔に保たないと、ストレスを感じる可能性もあります。
毎日食べかすや飲み残しを捨て、フンやおしっこがついた部分を拭き取りましょう。
また週に1回は、ケージ全体の掃除をするようにしましょう。
2.寂しがり屋は夜鳴きをする
寂しがり屋な猫は寝る時にケージに入れると、孤独や不安を感じて夜鳴きをするケースがあります。
ケージが狭い、暗い、音がうるさいなどの環境が、猫に不安を与えてしまう可能性が考えられます。
3.猫とのコミュニケーションが減る
猫は、撫でたり抱っこしたりしてスキンシップをとることが大好きです。
しかし、寝る時にケージに入れると、スキンシップをとる機会が減ってしまいます。
また、寝る時にケージに入れると、猫は飼い主に閉じ込められていると感じてしまい、不信感を抱いてしまう可能性があります。
猫をケージで寝かせる場合の注意点
猫をケージで寝かせる場合は、以下の3つの点に注意しましょう。
1.しっかり運動できるサイズを選ぶ
猫をケージで寝かせる場合、十分な広さのケージを選ぶことが大切です。
猫が体を伸ばしてゆったりと寝られるくらいの広さがあれば、ストレスなく快適に過ごせます。
- 体長: 猫の体長よりも10~20cm長いケージを選ぶ
- 高さ: 猫が立ち上がっても頭がぶつからない高さのケージを選ぶ
- 幅: 猫が体を横にして寝られるくらいの幅のケージを選ぶ
猫がケージで安心して眠れる環境を作ることで、猫の健康と幸せを守れます。
2.空調が整った部屋に置く
猫をケージで寝かせる場合、空調が整った部屋に置くことが大切です。
猫は暑さや寒さに弱いため、室温が快適に保たれている場所にケージを置く必要があります。
エアコンの風が当たらない場所に設置し、テレビや音楽などの音がうるさい場所は避けましょう。
3.おもちゃやお気に入りの毛布を入れてあげる
おもちゃやお気に入りの毛布を入れてあげることで、猫が快適に過ごせます。
猫じゃらし、ボール、ぬいぐるみなど、猫が興味を引くおもちゃを選びましょう。
おもちゃやお気に入りの毛布があれば、退屈を解消できます。
【まとめ】猫の性格に合わせて寝る時にケージを使うか判断しよう
猫によっては、ケージを嫌がる猫もいます。無理にケージに入れることは避け、猫の様子を見ながら行いましょう。
猫を夜だけケージに入れるかどうかは、猫の性格や生活スタイルをよく理解した上で、慎重に判断することが大切です。
どうしても夜にケージで寝かせたい場合は、猫がリラックスできるサイズのケージを選んで、おもちゃや毛布を入れてリラックスできる環境を整えましょう。