猫が歯がない場合カリカリは食べられる?食べやすくなるフードの工夫や歯が無くならないためのケアを紹介!

猫ははがなくてもカリカリを食べられる
悩んでいる飼い主

「歯がないけどカリカリは食べられる?」
「歯が無くならないようにどんなケアをすればいい?」

愛猫が歯を失ってしまった場合、カリカリを与えても大丈夫か悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。 

歯がなくてもカリカリは食べられますが、食べ方に工夫が必要になる場合もあります。

また、歯の健康を守るためには毎日の歯磨きも必要です。

毎日歯磨きができない人は、食べながらケアできるフードに切り替えるのもおすすめです。

美味しく食べながらケアできるため、歯がしっかりあるうちに、愛猫の口腔ケアをはじめましょう!

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目次

猫は歯がなくてもカリカリは食べらえる

猫はもともと、獲物を噛み砕いて食べる習性はありません。

鋭い歯で獲物を捕獲し、そのまま丸呑みにしてしまうこともあるため、歯がなくても消化さえできれば、カリカリを食べることは可能です。

しかし、注意点もあるため、カリカリを与える際は、できるだけ側にいてあげましょう。

  1. 喉に詰まらせるリスク
  2. 消化不良
  3. 食欲不振

歯がない猫は、カリカリを十分に噛み砕けないため、喉に詰まらせてしまうリスクがあります。

また、カリカリを食べるのが痛かったり、時間がかかったりして、食欲不振になるケースもあるため、注意深く様子をみてあげましょう。

歯がない猫が食べやすいフードの工夫

猫は歯を失ってもカリカリを食べられますが、食べ方に工夫が必要になる場合もあります。

ドライフードをふやかす

ドライフードをふやかすと、歯がない猫や歯が弱い猫・消化機能が弱い猫でも食べやすくなります。

熱湯を使うと、フードの栄養素が壊れてしまう可能性があるため、必ず30度~40度のぬるま湯を使用しましょう。

粒の大きさにより異なりますが、5〜15分程度ふやかしてから、人肌に冷まして食べさせてください。

とろみのあるウェットフード

ゼラチンや増粘剤などの成分でとろみをつけたウェットフードは、香りもよく食欲も刺激してくれます。

また、スープ状のパウチも販売されているため、状況にあったアイテムを選んでください。

ウェットフードを選ぶ場合は、愛猫の好きな味を選び、少し温めてあげると、より食欲を刺激できるため、しっかり食べてくれるでしょう。

猫の歯が抜ける原因3つ

猫の歯が抜ける原因は生え変わりで抜けることもありますが、病気の可能性もあります。

歯周病

成猫の場合、歯が抜ける原因として最も多いのが歯周病です。

歯周病は、歯垢や歯石が溜まることで起こる慢性的な口腔内炎症です。

歯周病が進行すると、歯槽骨が溶けて歯が抜けてしまうことがあります。

口腔内腫瘍

猫に最も多く見られる腫瘍の一つであり、悪性腫瘍と良性腫瘍の両方が存在します。

口腔内腫瘍の症状は、腫瘍の種類や発生部位、進行度によって異なります。一般的な症状には、以下のようなものがあります。

  • 口内粘膜の隆起や腫れ
  • 歯ぐきの出血
  • 歯ぐきの退縮
  • 歯のぐらつき
  • 歯の抜け
  • 口臭
  • 食欲不振
  • 痛み
  • 呼吸困難

口腔内腫瘍の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的なものやウイルス感染が考えられます。

歯頚部吸収病巣

歯頚部吸収病巣(しかけいぶきゅうしゅうびょうそう) は、猫の歯根と歯肉の間の境目(歯頸部)が溶けて、歯に穴が開いてしまう病気です。

原因は完全には解明されていませんが、破歯細胞と呼ばれる骨が溶ける細胞の異常活性化が関係していると考えられています。

MAIKA

初期症状では、ほとんど自覚症状がなく、進行してからようやく気づかれることが多い病気です!

進行すると、歯が抜け落ちたり、口内全体が化膿したりする可能性があります。

症状が酷い場合は、化膿する前に抜糸をこなうケースもあるため、ご飯を嫌がる・食欲がない場合は、一度動物病院を受診しましょう。

猫の健康な歯を維持する方法

猫の歯の健康は、全身の健康に大きく影響するため、ケアの方法を知っておきましょう。

年に1回定期健診を受ける

猫の歯の健康を維持するためには、年に1回の定期健診を受けることを強くおすすめします。

猫は、歯周病をはじめとする様々な口腔内の病気にかかりやすく、放置すると重篤な病気を引き起こすこともあるからです。

定期健診で獣医師は、猫の歯の状態を視診、触診、レントゲン検査などで詳しく調べ、歯垢・歯石の付着状況、歯肉の炎症、歯周ポケットの深さ、歯の喪失などの異常がないかをチェックします。

定期健診のタイミングとしては、子猫の場合は生後6ヶ月頃、成猫の場合は年に1回が目安です!

歯磨きをする

歯ブラシは、人間の歯ブラシよりも小ぶりで柔らかい毛のものを選びましょう。

歯磨きの時間は、1回あたり5分程度を目安にしてください。

猫が嫌がったら無理にせず、少し休憩してから再開しましょう

どうしても歯磨きができない場合は、食べるケアを検討してみましょう。

美味しく食べながらケアできれば、健康的な口内を維持できる可能性が高まります。

歯磨きを習慣化したい・お口の健康を守ってあげたい飼い主さんは、今すぐ公式サイトをチェックしてみましょう。

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猫の歯に関するよくある質問


猫の歯が抜けた時はどうすればいい?

対処法は、猫の成長する時期により異なります。

すでにドライフードを食べている子猫であれば、そのまま与えても問題ありません。

成猫やシニア猫の場合は、少しフードを柔らかくしてから与えてあげましょう。

それでも食べてくれない場合は、とろみのあるウェットフードに切り替えましょう。

また、放置していると思わぬ病気が潜んでいる場合もあるため、はやめに動物病院を受診してください。

猫の歯は何本ある?

猫の永久歯は、犬歯4本・切歯12本・前臼歯10本・後臼歯4本の30本です。

ドライフードには歯石を落とす効果もあるため、食べられるのであれば食べさせましょう。

フードを食べない場合は、歯肉炎や口内に病気が隠れている可能性もあるので注意しましょう。

歯が無くてもカリカリは食べられるがしっかり口腔ケアしよう

猫は歯がなくてもカリカリを食べられますが、喉に詰まったり消化不良を起こす可能性があります。

できる限りお口の健康を維持し、美味しくご飯が食べられるようにしっかりケアしてあげましょう。

毎日の歯磨きができない場合は、フード自体をケアできる商品に切り替えることで、お口の健康維持がしやすくなります。

飼い主さんと愛猫がストレスなくケアできように、食べるケアも検討してみてはいかかでしょうか?

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