悩んでいる飼い主「猫がトイレ砂を食べるのをやめさせたい！」
「猫はどんな理由でトイレ砂を食べるの？」
愛猫がトイレ砂を食べてしまう…そんな光景を目の当たりにした経験はありませんか？
「まさかうちの猫がまさか…」と戸惑う飼い主さんも多いでしょう。
しかし、実は猫がトイレ砂を食べるというのは、決して珍しいことではないのです。
このブログ記事では、猫がトイレ砂を食べる原因とその危険性、そしてやめさせる方法について詳しく解説します。
愛猫が腎不全のリスクにさらされている可能性もあることを知れば、他人事ではいられません。
最後まで読んで、今すぐ対策をはじめましょう！
猫がトイレ砂を食べる原因
まずは猫がトイレ砂を食べてしまう原因を知っておく必要があります。
1.好奇心
子猫に多いのが好奇心です。
子猫の場合、好奇心旺盛で何でも口に入れてしまうことがあります。
猫砂もその例外ではなく、興味本位でトイレ砂を食べてしまいます。
また、遊びに夢中になりすぎてうっかり食べてしまったというケースも少なくないでしょう。
2.空腹感や栄養バランスの偏り
与えられているフードの量が足りていなかったり、栄養バランスが悪いなどの理由から、猫砂を食べてしまうことがあります。
特に、野良猫から家猫になったばかりの猫は、栄養バランスが整っておらず、栄養を求めるあまり猫砂を食べてしまうことがあります。
まずは、ご飯を毎日食べられるという安心感を与えてあげましょう。
3.ストレスがたまっている
環境の変化や多頭飼いなどによるストレスが原因で、猫砂を食べてしまうことがあります。
退屈したり、寂しかったりすると、猫砂を食べて気を紛らわせようとしている可能性もあります。
4.寄生虫や肝臓の病気の可能性
寄生虫や下痢、貧血などの病気が原因で、猫砂を食べてしまうことがあります。
寄生虫の他には、肝臓の病気や異食症の可能性も考えられます。
肝臓の病気の場合は、食欲がない・黄疸などの症状も見られるので、愛猫の様子をしっかり確認しましょう。
5.トイレ砂の材質
食品由来の原料を使った猫砂の場合、猫がその味や食感を好んで食べてしまうことがあります。
また、食感を好んでいる場合もあるので、何に興味をしめているのか注意深く確認しましょう。
猫がトイレ砂を食べるのをやめさせる方法4つ
猫がトイレ砂を食べてしまう場合は、4つの方法を試してみてください。
1.食事を見直す
与えているフードの量が足りていない場合は、量を増やしてあげましょう。
また、栄養バランスが偏っている場合は、総合栄養食を与えてあげましょう。
ドライフードよりもウェットフードの方が香りが良いので、トッピングとしてドライフードに上にのせてあげるのも食いつきが良くなりおすすめです。
2.ストレスを取り除く
環境の変化や多頭飼いなどによるストレスが原因の場合は、ストレスを取り除くことが重要です。
まずは愛猫が安心して過ごせるように、少し狭く暗い寝床を用意してあげましょう。
また、スキンシップが足りていない場合は、1日5分でもいいので抱っこしたり遊んだりするとストレスを軽減できます。
多頭飼いで相性が悪い場合は、住み分けを徹底すると、お互い気持ちよく過ごせます。
3.猫砂を変える
植物性の猫砂を使っている場合は、猫砂を変えてみましょう。
特におから系の砂は、嗅覚の良い猫にはおいしい匂いがしてしまいます。
また、猫砂を食べるのがおさまるまで、トイレシートのみ設置する方法も効果的です。
シートはシリカゲルが含まれているので、誤飲には十分注意してください！
4.病気を治す
寄生虫や下痢、貧血などの病気が原因の場合は、獣医師に相談して適切な治療を受けるのが先決です。
食欲がない、普段と違う行動をとる、元気がないといった場合は、迷わずに動物病院を受診しましょう。
猫がトイレ砂を食べた場合の腎不全のリスク
食べてしまったトイレ砂や猫の健康状態によっては腎不全を引き起こすリスクもあるので、注意が必要です。
- シリカゲルが含まれた猫砂
- ベンナイトが含まれた猫砂
- シニア猫
- 腎臓病の猫
鉱物系の猫砂の中には、シリカゲルやベントナイトなどの成分が含まれているものがあります。
これらの成分は、猫が体内に取り込むと、腎臓に負担をかけ、腎不全を引き起こす可能性があります。
特に、シリカゲルは、水分を吸収する力が非常に強い成分です。
猫がシリカゲルを含む猫砂を食べてしまうと、体内の水分を奪われ、脱水症状を引き起こす可能性があります。
脱水症状は、腎臓への負担をさらに増加させ、腎不全を悪化させる可能性があります。
また、腎臓病を患っている猫やシニア猫がトイレ砂を食べた場合は、体調が急激に悪化する可能性もあるので、動物病院を受診しましょう。
【まとめ】猫がトイレ砂を食べる場合は病気の可能性にも注意
猫がトイレ砂を食べてしまうのは以下の可能性が考えられます。
- 好奇心
- 空腹感や栄養バランスの偏り
- ストレスがたまっている
- 寄生虫や肝臓の病気の可能性
- トイレ砂の材質
明らかに体調が悪い場合は動物病院を受診し、元気そうであれば食事やトイレ砂を見直すところからはじめてみましょう。
