「猫が抱っこを嫌がる!」
「甘えてくるのに抱っこだけ嫌いな理由はなに?」
いざ抱っこしようとすると逃げてしまう…。
そんな経験はありませんか?
猫は好きだけど、なぜか自分には懐いてくれないと感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、猫が抱っこを嫌がるのには、性格や過去の経験など、様々な理由が考えられます。
この記事では、猫が抱っこを嫌がる理由と、猫と仲良くなるためのコツを詳しく解説するので、最後まで読んで猫との距離を縮めてください!
抱っこが嫌いな猫の種類
抱っこが嫌いな猫の種類はいくつかありますが、猫の性格によってもことなるので、参考程度に頭の隅に置いておいてください。
- アメリカショートヘア
- ベンガル
- ブリティッシュショートヘアー
アメリカショートヘア
アメリカンショートヘアは、基本的に自立心が強く、自分のペースを大切にする傾向があります。
そのため、抱っこされると束縛されているように感じてしまい、ストレスを感じてしまうことがあります。
とても頭がよく、人の言葉を理解する子も多い猫の種類です。
アメリカショートヘアを飼う場合は、しつこくせずに、猫が寄ってきた時にしっかりコミュニケーションを取るようにしましょう。
ベンガル
ベンガルはヒョウ柄のような美しい模様が特徴で、運動能力が高く、好奇心旺盛で遊び好きな性格です。
猫はもともと感覚が優れていますが、その中でもベンガルは特に感覚が敏感です。
人の心拍数・体温・感情などに敏感になり、抱っこすることでより近く感じるため、ストレスになる場合があります。
ブリティッシュショートヘアー
ブリティッシュショートヘアは、警戒心が強い一面も持ち合わせています。
特に知らない人や環境に対しては警戒心が強く、抱っこされるとさらに不安を感じてしまうことがあります。
無理強いせずに、猫との信頼関係を築いてから抱っこに挑戦してみましょう。
猫が抱っこを嫌がる理由4つ
猫が抱っこを嫌がる理由を紹介するので、抱っこする際は気を付けてみましょう。
- 警戒心が強い
- 人に慣れていない
- 嫌なニオイがする
- 抱っこの仕方が不安定
警戒心が強い
猫の警戒心が強い理由は、祖先が野生で生きてきた歴史と深く関係しています。
猫の祖先は、単独で狩りをして生きてきたため、常に周囲の状況に注意を払い、危険を察知する必要がありました。
抱っこされることは、猫にとって予測不能な動きであり、不安や恐怖を感じさせることがあります。
特に、高い場所から下ろされたり、急に動かれたりすることに対して強い恐怖心を持つ猫もいるため注意しましょう。
人に慣れていない
人に慣れていないと、信頼関係が築けていないため、身を守ろうとする本能的な行動として、抱っこを拒否します。
また、過去に悪い経験(例えば、無理に抱っこされて怖い思いをしたなど)があると、抱っこに対して強い抵抗感を持つでしょう。
人に慣れていない猫との信頼関係を築くには、時間と根気が必要なため、焦らずに距離を縮めていきましょう。
嫌なニオイがする
猫は嗅覚が非常に発達しているため、人間が気にならないようなわずかなニオイでも敏感に感じます。
柑橘系の香りは、猫の嗅覚を刺激し、不快感を与えるだけでなく、パニックを引き起こす可能性もあります。
- 柑橘系
- アルコール
- ハッカ
- 香水
- 柔軟剤
また、香水などの人工的な香りは、猫にとっては不快なケースが多いので、付けすぎには注意しましょう。
抱っこの仕方が不安定
抱っこに慣れておらず、不安定な抱き方をすると、バランス感覚が優れている猫は恐怖を感じてしまいます。
また、圧迫感や高い位置で抱っこするなどは猫にストレスを与える可能性もあります。
抱っこに慣れていない場合は、座った状態で膝の上に乗せるところからスタートしましょう。
猫を抱っこできるまで仲良くなるコツ3つ
猫ちゃんと安全に抱っこできるようになるまで、一緒に過ごす時間を楽しみながら信頼関係を築いていきましょう。
- 顔や体をたくさん撫でてあげる
- 信頼関係を築く
- 嫌がる時はすぐに離す
顔や体をたくさん撫でてあげる
猫の顔や体を撫でてあげると、自分のニオイを覚えてもらえるので、距離が縮まります。
- 頭
- 眉間
- 顎下
- 背中
また、ゆっくり撫でると安心感を与えられ、リラックスしてくれます。
撫でている最中、猫ちゃんが嫌がっている様子が見られたら、すぐにやめてあげましょう。
信頼関係を築く
猫との信頼関係を築くためには、根気強く、猫のペースに合わせて接することが大切です。
大好きなおやつを少しずつ手から与え、良いイメージを植え付けましょう。
また、大きな声や急な動きは避け、落ち着いた声で優しく語りかけることも大切です。
猫が嫌がっている場合は、無理に抱っこしようとせず、別の形で愛情表現をしてあげましょう。
嫌がる時はすぐに離す
猫と触れ合う上で「嫌がる時はすぐに離す」という原則は、とても大切です。
- 耳を平らに後ろに倒している
- 目を大きく見開いている
- 尻尾が膨らんでいる
- 毛が逆立っている
- 呼吸が荒い
- 頻繁に体を舐めている
猫が嫌がっているのに無理に触れ続けると、ストレスが溜まり、人を避けるようになってしまう可能性があります。
猫の気持ちを最優先にスキンシップを取ってください。
抱っこが好きな猫の種類
抱っこが嫌いな子もいますが、反対に抱っこが好きな猫もいるため紹介します。
- スコティッシュフォールド
- アビシニアン
- ラグドール
スコティッシュフォールド
スコティッシュフォールドは、可愛らしい見た目と人懐っこい性格で、甘えん坊な性格です。
甘え方も激しく、抱っこを要求してくる子も少なくありません。
可愛らしい丸顔で人気の猫種ですが、遺伝性の関節疾患である骨軟骨異形成症(OCD)にかかりやすいという特徴があるため、定期的に健康チェックが必要です。
アビシニアン
アビシニアンの最大の特徴は、毛先に向かって色が濃くなる「ティッキング」と呼ばれる毛色です。
筋肉質で引き締まったスレンダーな体型をしています。
アビシニアンは非常に活発で、好奇心旺盛な性格をしており、部屋中を駆け回り、高いところへジャンプするのが大好きです。
甘えん坊な一面も持ち合わせており、飼い主によく懐き、遊び相手になることを求めます。
ラグドール
ラグドールは大きな青い瞳と、柔らかな毛が特徴です。
人懐っこく、穏やかな性格をしているため、初めて猫を飼う方にもおすすめです。
性格にもよりますが、基本的には順応性が高く、新しい環境にも比較的早く慣れてくれるため、多頭飼いにも向いています。
【まとめ】猫が抱っこ嫌がる場合はしっかりと信頼関係を築こう!
猫が抱っこを嫌がる場合、まずは猫との信頼関係を築くことが重要です。
猫は警戒心が強く、いきなり抱っこしようとしても嫌がるケースが多いでしょう。
また、過去の経験で、抱っこに対してネガティブなイメージを持っている可能性もあります。
まずは、猫がリラックスしている時に、優しく頭を撫でたり、顎の下を撫でたりするなど、触られることに慣れさせてあげましょう。