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黒猫の目の色の秘密を徹底解説!種類や成長による変化や遺伝

黒猫の目の色の秘密

黒猫は、神秘的な雰囲気から古くから世界中で愛されてきた猫です。

黒い毛並みだけでなく、目の色も魅力の一つです。

黒猫の目の色は、一般的に「アンバー」や「カッパー」などと呼ばれる、黄色や茶色系の色が多いですが、中には青や緑などの色を持つ猫ちゃんもいます。

今回は黒猫の目の色の秘密について紹介します。

目次

黒猫の目の色|種類

黒猫の目の色は主に3種類あります。

目の色特徴
アンバー
猫 目の色 アンバー
黄色から茶色までの色合い
最も一般的な目の色
カッパー
猫 目の色 カッパー
アンバーよりも濃い
赤茶色の色合い
ブルー
猫 目の色 ブルー
青色の色合い
非常に珍しい目の色
グリーン
猫 目の色 グリーン
緑の色合い
非常に珍しい目の色
ヘーゼル
猫 目の色 ヘーゼル
茶系が強めの緑
一般的な目の色

黒猫の約90%がアンバーだと言われています。

アンバーの目の色は、虹彩にあるメラニン色素の量によって決まります。

そして、アンバーの目の色を持つ黒猫のうち、約10%がカッパーです。

ブルーや緑は非常に珍しい目の色でメラニン色素が少なく、黒猫の中で約1%以下の存在です。

ブルーなどの色素薄い目の色を持つ黒猫は、白内障や網膜色素変性症などの目の病気にかかりやすいという報告があるため、目に異変を感じた場合は早めに病院を受診しましょう。

黒猫の目の色|成長による変化

黒猫の目の色は、生まれたときはメラニン色素が定着していないため、ほとんどの場合青色をしています。

生後6〜8週頃になると、メラニン色素が徐々に沈着し始め、目の色が変化していきます。

生後1~2ヶ月頃キトンブルー
生後3~4ヶ月頃アンバーやカッパーに変化する場合が多い
生後6~8ヶ月頃最終的な目の色が決まる

メラニン色素の沈着が遅い猫ちゃんは、目の色がブルーのまま変わらない場合もあります。

黒猫の目の色|遺伝

黒猫の目の色は、遺伝によって決まります。

遺伝子型目の色
EEアンバー
カッパー
eEアンバー
カッパー
eeブルー

アンバーやカッパーなどの色を持つ黒猫は、遺伝子型が「EE」または「eE」です。

この場合、目の色を決める遺伝子「E」が2本または1本存在します。

ブルーの色を持つ黒猫は、遺伝子型が「ee」で、目の色を決める遺伝子「E」が1本もありません。

黒猫の目の色|健康状態

黒猫の目の色と健康状態には、直接的な関係はないとされています。

しかし、ブルーの目の黒猫は、白内障や網膜色素変性症などの目の病気にかかりやすいという報告があるため注意が必要です。

目の病気は、メラニン色素の量が少ないために、目の保護作用が弱くなるためと考えられています。

メラニン色素は、紫外線やその他の有害な光線から目を保護する役割がある!

ただし、目の病気にかかりやすいからといって、すべてのブルーの目の黒猫が病気になるわけではありません。

また、アンバーやカッパーなどの目の色の黒猫も、目の病気にかかる可能性があります。

黒猫の目の色に関係なく、定期的に獣医師による健康診断を受けましょう。

MAIKA

目の病気の早期発見・治療は視力低下や視野障害の予防につながります!

黒猫の目の色|注意すべき色

猫の目の色は、生後半年ぐらいになるとメラニン色素細胞が沈着して決まります。

しかし、以下の目の色になったら、病気の可能性があるため注意が必要です。

目の色病名症状
白く濁った目の色白内障の疑い目ヤニ
充血
赤く充血した目の色結膜炎や角膜炎の疑い痛み
充血
濃い緑色の目の色緑内障の疑い視野が狭くなる
失明の可能性あり
濃い黄色の目の色黄疸の疑い肝臓や胆道の病気が原因

もし、猫ちゃんの目の色がこれらの症状に当てはまる場合は、動物病院を受診しましょう。

【まとめ】黒猫の目の色は遺伝や成長で変わっていく

黒猫の目の色は遺伝子などにより5つの色に分けられます。

目の色によって病気になる・ならないに大きく影響しませんが、色素の薄いブルーの目を持っている猫ちゃんは目の病気になる可能性が他の猫ちゃんよりも上がるため、日頃から異常がないかチェックしておきましょう。

異変を感じた場合はすぐに動物病院を受診してください。

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